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2009
10
31

あきらめない

「彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス」 ジャック・キャンベル著 ハヤカワ文庫

彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス (ハヤカワ文庫SF)彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス (ハヤカワ文庫SF)
(2008/10/23)
ジャック・キャンベル

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読書週間三本目!
一日飛んだけど気にしない!
今回はSF作品。
とはいえ、タイトルどおり艦隊ものです。
宇宙艦隊というと某英雄伝説以来、3000隻吹き飛んだとか、5000隻塵になったとか、艦隊指揮中に優雅に金髪をなびかせてとか思ってしまいますが、この作品は舞台を宇宙にしただけで明らかに近代の艦隊戦。
しかも、主人公‘ブラック・ジャック’ギアリー大佐は、護衛艦隊指揮中に乗艦を撃沈され、百年脱出ポッドで眠っていた「過去の遺物」。
自分が戦死扱いで二階級特進、教科書の中の「英雄」になっているとも知らずに救出されたギアリーが、思いもかけず指揮する羽目になるのは、敵国中枢に誘いこまれて壊滅寸前の主力艦隊。
各艦は損傷を受け、しかも百年以上続いた戦争により、練度は未熟な素人だらけ、艦隊の艦長の中にはギアリーに反感を持つ者もおり、モラルは最低、補給物資は欠乏、敵は残虐非道であきらかに自軍より強大、とまあ、見るからに末期戦。
しかし自分の軍人としての矜持と、知恵を絞った作戦により、必ず故郷に艦隊を連れ帰るという約束を果たそうとする様はまさにカタルシス。
彼をサポートする旗艦「ドーントレス」艦長を始め、同乗する同盟国の副大統領など、魅力あふれるキャラクターも登場。浦島太郎状態ながらも徐々に勘を取り戻し、「英雄」視されることに辟易しながらもその振る舞いはまさに士官たるにふさわしい「漢」の背中。痺れます。
佐藤大輔米国版もかくやという皮肉たっぷりの言い回しが好みですな。
因みに。
「ドーントレス」をはじめとして、艦隊主力は「巡航戦艦」というのもポイント高し。冒頭で「リパルス」が奮戦の末に吹き飛んだり。
宇宙に進出する時代になっても懲りないか、ハッシュハッシュ(笑)
工作艦がいたり、機雷敷設戦をやったり、宙兵隊がいたり、宇宙で戦闘なのにそれありか? という点も多々ありますが、脳内映像は近代艦に置き換えれば問題なし。
作者は元アナポリス出身の海軍士官というのも頷けるこだわりの一冊。
現在一冊目読書中。現在3巻まで出ていますが、「フューリアス」「カレイジャス」……っておい、明らか英国海軍じゃないか(笑)

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